ラグビー元日本代表
「ナナイロプリズム福岡」ヘッドコーチ
抄 録
「スポーツを通して学んだ、夢を持つことの大切さ」
私は2016年リオデジャネイロオリンピックに7人制ラグビー日本代表キャプテンとして出場し、日本ラグビー史上初となるベスト4を達成致しました。
当時の7人制ラグビー日本代表の世界ランキングは15位。オリンピック出場国12チームのなかでも、開催国のブラジル代表を除いて下から2番目でした。それまでの世界大会でもベスト8以内に入ったのは1999年の香港セブンズ以降一度もなく、世界大会に出場しても16チーム中12位といったところが常でした。
また、私がラグビーを始めた2001年当時、ラグビーはオリンピック種目ではなかったため、オリンピックはテレビで見るものであり、目標とする対象ではありませんでした。
2008年に7人制ラグビーがオリンピックにて正式種目となることが決定し、2016年のリオデジャネイロ大会から正式採用されることで私の人生が大きく変わることになりました。
今回はオリンピックでメダル獲得を目標に掲げ、そこに至るまでの私の生い立ちも含めて、オリンピックが観るものから夢に変わり、欲張りにもメダル獲得を目標に掲げたことで得たもの、感じたことをお話させて頂けたらと思います。
経 歴
2004年 鹿児島工業高校卒業
2008年 福岡大学卒業
2008年 コカ・コーラウエスト株式会社入社
〈主な競技歴〉
2005年 7人制ラグビー日本代表初選出
2006年 アジア大会(ドーハ)にて金メダル獲得
2016年 オリンピック(リオデジャネイロ)出場 4位入賞